KIKORI

私達はRainbowをしっている

無駄ではなく、余裕

昨日沖縄在住のいとこから「今日ビデオ女子会やる?」と電話がきた。ヘアカットの予約があったから、無理だったけど、アラフィフになると、この「突然すぎる誘い」の方がかえって気が楽だ、という話で意気投合してしまった。

「約束が一週間とか先だと、楽しみすぎでそれまでなんか落ち着かなくて、当日はもう疲れちゃっていて、逆に気が重くなっていたりするんだよね。」と言う彼女の言葉に、うんうん頷く。

更年期世代のあるあるだと思う。私のように更年期恐怖症で30代から、「症状を楽にする方法」的な本をAmazonで買いあさり、豆乳を飲むとか、睡眠命とか、お風呂で一日のむくみをとるとか、13時間の断食、キムチ・お味噌・ヤクルトで腸活、更年期に効くヨガのポーズとか、色々生活に取り込んでいるけど、それでも朝にならないと、その日一日の体調がわからない、という結構面倒くさいものである。

友人達は、水を飲んでも太る人、何もやる気なくてひきこもる人、つねに怒っている人、自分のテンション高い時以外は絶対電話やメッセージに応えない人、腰痛・40肩で痛みにやられている人・・とバタバタ倒れていくなか、自分はまだメンテナンスできている方だと思うが、それでも色々な変化は痛感する。

テンション高めに生きてきたから、大人しくなってきた私のことを「落ち着いたな」と褒めてくれる人が多いけど、実際は夜10時以降になると、もう起きていられないだけだったり、夜でかけたものなら、次の日はだるすぎて使いものにならない状態だったりする。正直Lockdown中、食事・パーティーの予定が入らないことが、嬉しすぎた。

でもね、好きなもの、楽しみなこと、没頭できること、ま、いわゆる情熱があるものには、更年期なんて一切存在しなくなる。最近の私でいうと、オンラインで韓国スキンケアをオーダーしている時、YoutuberのMayu1111さんとバルセロナで初対面のランチの約束が決まったとき。

2週間前テニスの試合で、息子が全身痙攣で救急車で運ばれた時、とにかく少しでも息子の手助けができれば、と娘と二人で、ブランケットなどを含めた45キロほどの洗濯物をコインランドリーで終わらせ、破れたテニスバッグを修理に出し、おしゃれシャツをドライクリーニングに出したり、足りないバスタオルをモールに買いに行ったり、あとは食品の買い出しもアメリカ人並にした。限られた時間の中で、全てを整えたその時の私は、殺気に近いパワーがみなぎっていた。

娘がアメリカへ渡った初めの数日も、アメリカ時間に合わせて、無事着いたのか、食べたのか、その日の予定を確認したりして、私はイタリアにいるのに、時差ボケ?っという感じだったが、娘の不安を少しでも和らげることができるなら、夜中の3時だろうが、寝てなかろうが、ぱっぱと起きれ、頭もクリスタルクリアーなわけです。

腰痛でほぼ毎日ぶっ倒れている香港在住の姉も、1年ほど前、恋愛をしたとき、夜中の2時でも「会いたい」と言われれば、車飛ばして「今から彼のとこ❤」とウキウキメッセージを送ってくるアレも、更年期を吹き飛ばしてくれるお薬。

今夜は10年通っているサロンのオーナーと初めてのお食事。夜でかけるのが苦手な私だけど、今日は朝から「どのヒールを履こうか」と風のように軽やかに、動いております。

更年期?何それ。

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お守り