KIKORI

私達はRainbowをしっている

癒しは、共感より希望

子供達が巣立ち寂しいばかりではなく、良いこともある。

  • 彼らが夜出かけ、帰宅したのがわかるまで、眠れないことからくる寝不足がなくなった
  • 買い物してようが、友人と食事していようが、出先からある程度時間が経つと「帰らなきゃ」と(別に彼らが家で待っているわけでもないのに)落ち着かなくなることがなくなった
  • 育ち盛りの食欲は恐ろしく、いきなり「お腹空いた!」と言われても良いように常に食事を用意しておかなきゃという焦りがない分、料理がすごく丁寧になり、グルメ級になった
  • 週末娘と話しながら、一緒に映画を見ながらやっていたマニキュアだが、一人になってやる集中力とはすごいもので、東京のサロン並みに仕上がるようになった 

など。

ただあまりにもこのMindfulness的な時間が増えると、五感がどんどん研ぎ澄まされてしまい、見えないものが見えてしまうのではないか、とか少しこわくなる。

少しずつ現実を受け入れてみようかな、と、こうやって巣立ちのプラス面も考えたりして、一応自分なりには前進しているつもりだけど、「ビタミン剤は飲んだのか」「クローゼットの写真送って」「ニキビは消えたのか」「アボカドは食べたのか」「友達と楽しんでいるのか」「洗濯物の香りは良いのか」「コーチは元気なのか」まで、とにかく毎日質問攻めする私のことを、親友の旦那は「コントロール・フリークだ」とよんだ。

そんな私に慣れている子供達は、とりあえず私に全部質問をさせて、終わったころに「全て大丈夫」と言うテクニックを身につけている。

私は四六時中彼らを想っている。もうなんなら、私の頭の中でいつも一緒に会話をしている。「こう言うだろうな、こうリアクションするだろうな」と。だから、一日の終わりに電話きて「楽しい一日を過ごしたの?」と彼らに聞かれてハッとする。

昨夜はとうとう息子の優しさに甘えて泣き出してしまい、そうしたら「僕たちは大丈夫。何かあれば、原因を突き止め、解決法を探し、問題を改善している。そう育ててくれたのはマミーだよ。」と。

「子離れ」って、彼らの毎日を完璧にしようとするのを、やめること。

 

f:id:Kikori:20210926174707j:plain

子育て卒業式はサグラダファミリアで