KIKORI

私達はRainbowをしっている

怒りの浄化は、中途半端に終わらせない

私、今週傷ついていました。

目だけではなく、顔も浮腫むまで泣き、子供たちに立ち上がる勇気をもらい、親友に励まされ、自問自答し続け、思い込みではないクリアーな答えをだし、スッキリしていても良いはずなのに、たっぷり寝ても、朝起きた瞬間、「どうして?」と、考えてしまい、料理をしていても、「何で?」と、ある人が私に発した言葉が、どうしても頭から離れなかった。

その人が赤の他人ならまだしも、血のつながった家族だったから、なかなか振り払うことができなかったのだろうか。「専業主婦の20年なんて、そんなの遊びと同じだ」と言われた。

その人はお金は稼いできた人だけど、財力で人を判断したり、動かしたりするから、面倒くさがられていて、その人の指示に従わないと、暴言も吐いてくるから、家族や周りにいる家族同様の人達に避けられている。

そんな人に何言われようと、傷つく必要はない、と皆、口そろえて言ってくれるけど、私はその人が、これまでの過ちを認めて、心を入れ替え、気づかなかった人の優しさに、やっと気づいたのかと思っていたから、残念でしょうがなかった。

息子のことも、テニスプレーヤーは無理だ、やめさせろ、と言い、息子が全身全霊をかけて取り組んでいる事、私や娘が魂こめて応援していることを、言葉の暴力で全否定した。

もちろん、これぐらいのことで、私や息子や娘は自分たちの夢を諦めるわけではない。子供たちにこの話をしてもビクともしなかった。むしろ、言いたいことを、その人に言い、正論で追いつめ、「あなたの言う事をきいて幸せになった人は、まわりに一人もいない!」、と言い返した私に、娘は泣きながら「マミーらしい!」とハイファイブを、ビデオ電話の向こうでしてくれた。

収まらない怒りに苦しんでいた私に、息子は「全てがうまくいっている。結果が出ている。このままやっていこう。マミーがそのモヤモヤをすぐに消せないのは、自然のことだよ。でも、それを、なんとかしようと努力している人だから。大丈夫。」と少しの動揺も見せなかった。

こんなに冷静な息子でも、試合で負けると、ものすごく悔しがり、話しかけられる雰囲気ではなくなる。でもね、あれだけ悔しいということは、それだけ熱いものが中にあるってことでしょ。今の時代、冷めてる人が多いのだから、やけどするぐらい熱い情熱を持っている人を、特に若者たちを、本気で大切にするべきだと思う。

離婚をすると、再婚するまでは、「失敗した人」と、上から目線で話してくる人もいたり、何も努力していないのに、文句ばかり言ってる人が、このタイミングで、気安く話しかけてきて「同士」と勘違いする人もいる。

再婚しようと思えば、正直明日にでもできるお金持ちの相手はいる。物質的なものは全て簡単に手に入るし、そこが目当てな女性たちならこの機会を逃さないだろう。だけど私は純粋に人を愛したい。それだけだ。

波動の低い人と付き合う気はない。どんなに大変な状況の中にいる人でも、夢を持って、努力している人の目力は強く、輝かしいオーラを発している。そういう人達は、他人の夢をバカにしたりしないし、互いを盛り上げていける。

「In bocca al lupo!」とはイタリア語で、Good Luckという意味だ。イタリア人の友人達は、昨夜もそうやって言って、「あなたならできる」と、息が苦しくなるくらい、力強く抱き締めてくれた。

いつか日本に住んでいた頃、大分年齢離れた、日本大企業の取締役の友人が、飲みながら教えてくれた。「自分の願いっていうのはね、人に願ってもらえて叶えられるものなんだよ。」と。「だから、人の幸せをいつも願いなさい。」と。20代で自己中だったその時の私には、分からなかったけど、30代後半で、その意味の深さを知った。

誰かに侮辱されて、悔しいから、見返してやるための努力を、する気はサラサラない。自分の夢を叶えたいから、子供たちの夢が叶う日がくることを知っているから、毎日1ミリでも近づけるよう、必要なことを積み重ねたり、探したりするのだ。私達にとって、毎日が宝探し。

怒りは毒。グルグルと、色々な箇所に回ってしまう前に、できるだけ早く吐き出したほうがいい。そうしたら、ネガティブな人と関わらなくなるのはもちろん、許す力も働いてくる。人間ってたくましい。

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届いた化粧品の裏側にプリントされている言葉が - Forgiveness-だった